2016年3月22日火曜日

「ほ〜ら、怖くない」マリン塾でボート操船の基本を学び直してきた! #ヤマハマリン

どうも〜! 水陸両用を目指している管理人です! 爬虫類じゃないよっ! 爬虫類顔ってよく言われますけどねっ!

2014年12月末に「2級小型船舶操縦士免許」を取得してから、早いもので1年3カ月が経ってしまい、気づけばそれと同じだけの期間、操船していない状態に。

こんな状態では、ボート遊びができない! 何とかしたい! でも、独りで何とかするのは辛い!

……そう思っているところ、今やその収益の2割近くがマリンレジャー、かつ力を入れているヤマハ発動機さんから「シースタイル・マリン塾イベントやりますよ!」とお声がけいただき、参加することに。見知ったブロガーさんもいらっしゃるかもしれませんしね〜。下手くそも みんなで集まれば怖くない 字余り。


会場は横浜ベイサイドマリーナ 天気は晴れ……!

というわけでやって参りました、横浜市鳥浜にあるベイサイドマリーナへ。ここは日本最大のマリーナだそうです。

金沢シーサイドライン・鳥浜駅に9:20集合した時点では日差しが照りつけ、少し歩いただけで汗ばんでしまうほど。参加者6名のうち4名が道中上着を脱いでいました。
快晴!
駅から10分ほどでヤマハマリンセンターに到着し……
そこから東の端まで歩くこと10分弱。
到着したのが、ベイサイドマリーナイーストハウス。

免許取得時もここへ通ったっけ……。

早速中に入り、まずは今回のイベントの趣旨をおさらい。
おお、これがシースタイル・マリン塾
操船MASTER I テキスト!
そう、我ら若葉マークさんたちが不安なくボート遊びを楽しめるようにするためのものなのです。そのためには、どこを不安と感じているのか、操船しながら思い出し、教官に教えてもらうのが手っ取り早い。

とはいえまずは座学を30分。教官は橋場さんです。
先生は覚えていらっしゃらなかったようですが、実は免許取得コースの講義の時も、教官は橋場先生だったんですよね〜。

海には整備された道路がないため、さまざまな大きさの船が行き交っており、右方優先ではあるけれど、必ずしも「これが正しい」という答えがない。だから危険に陥らないよう舟を扱う人たちには"Shall keep out of way"という考えがあるそう。日本語ではうまい表現が見つからないようですが、危なくならないよう、よく周囲に注意する、というような意味だとか。

世界中とつながっている船の交通ルールが右側通行で右方優先だってこと、公衆ウケるまですっかり忘れていたよ。危ない危ない。

それから、「U」「W」のフラッグは「安全な航海をお祈りします」という意味で、これが掲げられているときは安心して船に乗り込むことができるということも教えていただきました。

いざ乗り込まん!

今回レッスンのために乗船したのはYAMAHA FR-23という、普段はレンタル用に使われているクルージングボート。教習艇と違ってゴージャスな感じが致します。定員8名。キャビンには6名くらいを余裕をもって収容できるため、これから万が一雨が降ったりしても大丈夫。……大丈夫だよね? 雨、降らないよね?

などと言っているうちに、風が強くなってきて、先ほどのUWのフラッグは落とされ、「ちょっと波に注意」を意味する黄色いフラッグのみに。「あー、UW降ろされちゃったねぇ」と笑う先生、青ざめるわたしたちw

もっとも、初心者だけでは波立つ海に出かけていく勇気はありませんし、そんなの危険でしかないから勇気も何もないのですが、ベテランがいらっしゃれば別。出港しないほうが良い、というレベルの赤いフラッグがはためいていなければ全然問題なし!

というわけで、乗船の準備をば。

まずは解らん。……ふふふ、解らんなんて単語、忘れていたよ……。ボートを係留しているロープを解くことなんだけどね。ふふふ……。
乗船時の注意点を再度説明してもらい、船外機(船を動かすモーターとエンジンのユニット)や、エンジンスターター、ワイパーなどを動かすために必要不可欠な電源がオンになっているかを確認。エンジンを冷やすための冷却水がきちんと取り込まれ排水されているかを確認します。


ちなみに、エンジンはクルマ同様、キーを回してスタートさせるんだけど、キーが入っているだけではダメ。その下にあるヒューズのようなプラグに、キーとセットになっているスパナのようなものをカチッとはめておかないと起動しないのだ。
実はこのキーホルダー、操船しているキャプテンが衣服などに外れないよう装着するもので、万が一、何かトラブルがあってキャプテンが海に放り出されてしまった際、ボートだけが勝手にずんずん進んでしまうのを防ぐためだとか。挿してあるキーはなかなか外れないけど、カチッとはめてあるだけのスパナ状のものは外れやすくなっているため、キャプテンと一緒に海に落ち、エンジンが止まる仕掛けになっているというわけ。

さて、午前中は港内をゆっくりと、しかし真っ直ぐ進む練習と、海に出て目標に向かって速度を上げたりUターンをする練習。

教習のときには「うわー、こんなに船が傾いちゃったよー! 転覆するぅ〜」などと不安を抱きつつの操船だったけど、そのくらいでは転覆しないらしい。もっとも横風とか波とかとの兼ね合いもあるけど。


自分の番じゃないときは余裕余裕で
みんな写真撮りまくり

ランチ、そして午後の部へ!

さて、1時間半の実習を終え、一旦港に戻り、お待ちかねのランチタイム。今日はお天気が良い、ということでテイクアウトのランチセットをバーベキューテラスでいただきましたん♪
全貌
何このおしゃれ感
セレクトした「スモークサーモンのラップサンド」のほかに、サラダと限定モノのシュークリームをもぐもぐ。グラスのような容器に入っているのはドレッシング。飲み物じゃありません。濃厚なチーズ風味で美味しゅうございました。

ちょっと風が強くなってきたので、食べ終わった途端、室内に退避。午後の実習に備えます。

午後は鳥浜からみなとみらいへ!
午後にもなると、だいぶ勘も取り戻しリラックスして……といきたいところですがっ! 波がっ! 高くてっ! 揺れるっ!
へっぴり腰w
スピード上げると海面をジャンプするんですわ。以下は多分わたしが操船している時の動画。船首にアクションカム(SONY HDR AS200V)を取り付けて撮影しています。酔いやすい人は閲覧注意。
国際橋をくぐり抜けたところで一旦停船し、アンカリングのレッスンです。これ、テキストでは学んだけど、実際に見るのは初めてなんですよね〜。っていうか、ボートのヘリを伝って船首に立ったのも今日が初めて。
こんなところにアンカーが入っているのか
船を停めておきたいところまで来たら、アンカーを降ろし、船をゆっくりバックさせます。それによって爪の部分が海底に刺さり船が動かなくなる、というわけ。アンカリングレッスンの様子を特別に動画で公開しちゃいます♪
下は同じイベントのもう片方のグループ。浮かんでいるカモメたちの視線を浴びつつ講習を受けているようです。
最後はちゃんと片付けます
教習や試験だけでは分からなかったことを経験できるのも、マリン塾の醍醐味。しかも少人数(教官ひとりに対して生徒3人)で教われるから、バンバン質問できるし。

苦手を克服しながら、なんとなく海遊びしているような気分になれるのもいいなぁw
横浜港に寄港していた飛鳥に接近
これも自由に移動できる醍醐味♪
飛鳥のおしり

シースタイルのプロが語るオススメクルージングコースとは?!

さて、帰港し、ガソリンを入れたらまたイーストハウスに入ります。そして、ヤマハマリン部隊オススメのクルージングコースのご紹介。

せっかく練習したのだから、レンタルボートで遊ぼう! じゃあどうやって? というところをレクチャーしていただきます。
お花見を楽しんだり、グルメや温泉を楽しんだりとレンタカーを借りてどこかに出かけるのと変わりなくいろいろ遊べます。驚いたのは、海に面している食堂では、係留代(車で言えば駐車料金)が無料になるところもあるとか。
例えば那珂湊おさかな市場は係留無料!
気になるレジャー代ですが、自動車で行く場合のマリーナまでのガソリン代、高速代も含めて4人で遊べば一人あたり8000円ほど。もちろんレンタルボートの大半は6人乗り以上なので6人で行けばもっと安上がりに。

4月いっぱいまではオフシーズンのため、レンタルボート代が多少抑えられるというのもポイントですな。

ただ、気をつけたいのが、そのマリーナを初めて利用する場合、マリーナ独特の危険箇所などを教わるための「安全レクチャー」受講を必須とするところもある、ということ。レクチャー料はだいたい6000円前後ですが、安全確保のためと考えれば高くはないかな?

普段は見られないバックヤードに潜入!

という感じでスケジュールも最終部分に突入。ヤマハマリンセンターに戻ります。建物内は、翌日行われるイベントのため、フェラーリやロールスロイスが……。
いやいやいや、気を取り直して、ボート見ましょう、ボート。

まず、目につくところに置いてあるのがプレミアム感漂う「EXULT(エグザルト)」シリーズの「EXULT 35 Super Saloon」。
舐めるように見てみた
船首部分
内装
家具一つ一つが広島府中家具の職人によるものだとか
フライングブリッジからの眺め
結構高くて見晴らしがいい
コックピット。ただひたすらカッコいい
エンジンはディーゼルのためVOLVO製
えーと、お値段は……7900万円っ! オプション付けると9000万いくそうでっ! ひっ!

……さて、目の保養をしたところで、バックヤードへ……。

ここでは、購入されたボートにオプションを取り付けたり、塗装しなおしたり、修繕をかけたりといった作業が行なわれています。

普段、海の中に浸かっているものをどうやってここに持ってくるのでしょう? それは、ワイヤーを張った台車を船の下に潜らせ、それからクレーンを使って吊り上げ、陸に揚げて転がすという方法を使ってだそうです。間違っても船自体にワイヤーをかけたりはしていないとか。
夕暮れにたたずむクレーン
上げ下げ1セットで3万円なり
整備工場
ちなみに、船の整備には国家資格がないため、ここで働きたいと思っても入社前にできることは特になく、入社後に研修を重ね、社内独自の資格を取得してようやく仕事に出られるのだとか。陸上の乗り物とは特性が違うため、機械類の扱いや塗装なども独特で、自動車整備とは違うものだと認識してほしい、とのことでした。

まとめ

そんなこんなで楽しかったイベントも終わり、解散と相成ったわけですが、やっぱり海はいいなぁ。それまでのストレスとかが吹き飛ぶような気がしますよ。水のヒーリング効果なんでしょうかね。

ボート免許は免許取得日も含め3日で、金額も自動車免許の半分以下で取れる。筆記対策をスマホやタブレットで受講できるコースだと、場所の制約を受けるのが2日間だけになるし。

「ちょっと小型船舶操縦士免許取ってくる」なんて人が増えてきたら、一緒にボート借りられるのになぁ。割り勘で♪

中古艇だと1300万程度で買えるのね〜
って、それでも買えないわっ!

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