2015年9月12日土曜日

まるで地底神殿……栃木『大谷資料館』は日常を忘れられる荘厳な雰囲気を醸し出していた


毎度どうも~!ゴールド免許保持者の管理人ですっ!

えっ?「どうせペーパードライバーだろ?」って? いやいやいや。4年前までは通勤に毎日使ってたし、今でもカーシェアリングを使って遠出してるんですよ〜。

……と、それは良いとして、運転好きなわたしのために、相方が計画してくれたのが「大谷資料館撮影旅行」。ええ、まあ、多分撮影に行きたかっただけなんじゃなかろうかっていう疑惑は拭えませんけどね。

とはいえ! 3〜4時間も運転できるとはなんて幸せなことだろう! と、先日購入したアクションカムをダッシュボードに設置し、道中の様子をインターバル撮影しながらの旅行となりましたん。

ちなみに、普段利用しているカーシェアリングはタイムズ……ではなく、オリックス。いろいろと安い。7〜9月までは24時間以上利用すれば最大3000円割引! 水曜日は時間料金25%OFF! とかね。

というわけで、お堀の西側に位置する、自宅近くのカーシェアリングステーションを9時半に出発。貧乏旅行なので有料道路は使わずひたすら下道を走り続ける。

途中、道の駅で390円の焼きそばを食べるなど休憩を適宜挟みながら目的地の大谷資料館へ。

さて、この大谷資料館はどのようなところかというと、昔の石切り場ですな。大谷石を採石していたところね。

大谷石画像検索結果

昭和35年(1960年)まではツルハシなどを使って、それ以降は機械で採石していたっていうんだから、根気と体力がないと務まらない仕事だったのではないかと。

大谷資料館公式サイト

などと説明しているうちに目的地に到着。時刻は●●●。駐車場周りからして、異世界の雰囲気。

そして、そこから木々の中をてくてく歩いて資料館へ。

途中、現場で使われていたであろう車が打ち捨てられていたり、古くなった案内板が緑に埋もれつつあったりして、『天空の城ラピュタ』をふと思い出す。

資料館周りも荘厳な雰囲気が……。
建物の中に入って行きましょう。
ミニチュア!
こんな感じで山が崩れないように
柱を残しつつ切り出していくらしい
こういう器具を使って……
こうじゃ
こうじゃー!
大谷石でできたミニチュアの家(?)
細部
別のミニチュア蔵

さて、すっかり気持ちが当時の坑夫になってきたところで、いよいよ坑内へ入っていきますよ〜。
色んな意味で「ヒヤッ」とする

深いよ深いよ〜
切り出した石が見えてきた
現場に到着
上から眺めているのと、現場とでは、そそり立つ石の壁の圧倒感がぜんぜん違う。ため息しか出てこない。
天井はまるで宇宙のよう
今回撮影に使ったのはSONYの一眼みたいなコンデジDSC-HX300なんだけど、これがまた暗所に強くて、暗すぎて肉眼では全然見えていないところまでくっきりと明るく撮ってくれる。なので、記録されるまで何が撮れているのか分からなかったりして。
光が当たっていない左側、肉眼では真っ暗なのに
こんなに明るく撮れてびっくり
カメラの性能はいいから、とにかく雰囲気が伝わりそうな写真を貼ってくよ〜。
誰か休んでいたのだろうか
神殿の祭壇へと続くかのような階段
謎の石柱
感心したのは、ツルハシやクサビなどを使って切り出したにも関わらず、等間隔に整然と並んだ切り込み。測量は、そりゃ昔からできたでしょうけど、あの硬い岩を測ったとおりに切り出していくなんて、まさに職人のなせる技。弘法は筆を選ばずを地で行っていますなぁ〜。
規則正しい連続した切り込み
切り込みさん近影
ひたすら広い
人間との比較
えっ?表札?


幻想的な明かりが見える
その正体を別角度から
謎オブジェ
突如現れる水面
突如現れるワイン
突如始まる写真展
地下30メートルという深さのため、外気の影響をほとんど受けず一定の温度を保つ坑内は、ワインの保存にちょうどいいのだとか。

わたしにとっては「ちょうどいい」温度も相方によれば「寒い」と。それもそのはず、設置された温度計を見てみると……
んん?
12℃!
ちなみに、湿度は100%。
ってか、針が振り切れてますやん
地上に出てみると、カメラレンズはしっかり結露。出てきたところも撮影したかったんだけど、全然ダメ。壊れるんじゃなかろうかって不安になるほどの結露具合でした。冬だとそういう心配もないのかもしれませんけどね〜。

入場料は大人700円。通路はほぼどこでも濡れていて滑りやすく、ゆるやかな坂などもあるため、足腰の弱い人にはちょっと厳しいかもしれません。あ、あとヒールを履いての見学も難しいかなぁ〜。

今回、下道を使ったため4時間ほどかかってしまったけど、都心から150Kmほどなので高速道路を使えば3時間かからないくらいの距離。気軽に行けて日常からすっかり切り離された空間を味わえる、という点ではかなりのおすすめスポットです。

ただし、上着と防滴仕様のカメラをお忘れなく!
各種アーティストもご利用






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